Jリーグが開幕した15年前に比べて、倍以上になっています。実際にはJFLや地域リーグにJリーグ参入を目指しているクラブが多数あるわけですから、もう数年でさらに増える可能性があるわけです。
この間に、プロ野球も地方への移転や新規参入などもあり、“プロ”を取り巻く環境に変化が見られています。
もっとも大きな変化は、従来の母体企業依存の経営から「地域密着」型の経営に移ってきていることでしょう。
その契機となったのは、やはりアルビレックス新潟の成功です。Jリーグディビジョン2に参入した1999年からわずか5年で、観客動員数は10倍を超え、現在でもスタジアムに毎試合約4万人を集める実績は、プロ野球のチームも視察に訪れるほどです。
新潟の成功を支えた要因は幾つか挙げられますが、欠かせないのは選手たちの頑張り、特にホームで結果を残すことです。
新潟は他のクラブに比べて戦力的に秀でているわけではありません。高額な年俸の必要な日本代表選手や有名な外国人選手を抱えているわけではないのです。スポンサーも最大手の亀田製菓を除けば、小口の地元企業が大多数を占めます。そういったチームが、名だたる大企業を母体とした、あるいはスポンサーとする、有力選手を多数抱えたチームに、ホームの観衆の前で勝利することは、これ以上ないアピールになるのです。
クラブ運営では、スポンサー収入やリーグからの分配金とともに、入場料収入が大きな柱となっています。ですから、ホームで結果を残すことは、その試合を見に来た観客に「また来たい!」と思ってもらうこととなり、観客動員数を増やすこと、つまり入場料収入に直接結びつきます。また、観客動員数が増えればグッズなどの売上げにも繋がりますし、スタジアム周辺への波及効果も見込め、その結果、周辺地域のクラブ支援も期待出来るのです。さらに、ユニフォームのスポンサーロゴへの注目度も上がり、スポンサーも集まりやすくなるなど、良い循環が生まれるのです。
特にスポンサー収入は安定して多額の資金が得られるため、クラブ運営を左右する非常に重要な要素です。スポンサーロゴの価値を高めていくことが出来るかが、地方クラブの運営の成否を握るといっても良いのかも知れません。

